【5月9日 AFP】セイコーゴールデングランプリ陸上(Seiko Golden Grand Prix 2022 Tokyo)は8日、国立競技場(Japan National Stadium)で行われ、男子100メートルではドーピング規則違反による資格停止処分から復帰したクリスチャン・コールマン(Christian Coleman、米国)が優勝を飾った。

 この種目で第17回世界陸上ドーハ大会(17th IAAF World Championships in Athletics Doha)を制したコールマンは、居場所情報の提出を怠ったとして18か月の資格停止となり、昨年の東京五輪出場を逃していた。

 今年1月に競技復帰を果たしていたコールマンは、今季初の100メートルで10秒09を記録。ようやく走った国立競技場のトラックで好感触を手にした。

 レース後にコールマンは「まずまずのタイムでシーズンを開幕できて興奮している。もちろんこれから積み上げ続けていく必要がある。数年ぶりの100メートルで自分に大きな期待をかけていたから、総合的にはBプラスの評価」とコメントした。

 小池祐貴(Yuki Koike)が10秒22で2位、ローハン・ブラウニング(Rohan Browning、オーストラリア)が10秒23で3位に続いた。(c)AFP