【5月8日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2022)は7日、女子シングルス決勝が行われ、大会第8シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)が7-5、0-6、6-2で第12シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)に勝利し、キャリア最大のタイトルを手にした。アラブ諸国かアフリカの選手がWTA 1000大会で優勝するのは初めてとなる。

 チュニジアテニスの先駆者であるジャバーは、これでツアー2勝目を挙げ、9日に更新される世界ランキングでは、自身最高タイの7位に復帰する。男子を含め、アラブ諸国の選手として初めてトップ10入りしたジャバーは、これで全選手中最多となるクレーでの今季マッチ12勝を挙げ、シーズン通算では20勝に伸ばしている。

 ジャバーは「正直に言って、まだ信じられない。準決勝の後のここ数日は、感情のジェットコースターを味わって、息をしようとするだけでもストレスだった」とコメントした。

 これまでにツアー決勝には5回進出したが、優勝できたのは1回だけで、今回が2勝目。ペグラとの直接対決の戦績も3勝2敗とした。ジャバーは「またがっかりするのは絶対に嫌だった。きょうは心臓が喉から飛び出しそうだった。すごくうれしいし、きょうは本当に勝てたんだという事実をのみ込もうとしている」と話した。

 敗れたペグラも、最新のランキングで過去最高の11位に浮上する。WTA1000ではこのところ見事な安定感を発揮しており、2021年シーズン以降はマッチ28勝。この間、このレベルの大会でペグラ以上に勝っているのは、世界1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)しかいない。

 表彰式でペグラは、「私たち二人とも、この2週間で多くを証明できたと思う。二人とも、数年前は世界75位と76位で、ちょうど隣の順位だったけど、そこからずいぶん遠くまで来た。本当に信じられない」とジャバーに語りかけた。(c)AFP/Reem ABULLEIL