【5月11日 Xinhua News】中国自動車大手の上海汽車集団はこのほど、生産・操業再開を着実に進めていると明らかにした。上海の関連会社ではクローズドループ管理下で生産・操業を再開するため、従業員約4万人が工場に配置されており、5月下旬から徐々に通常の操業に戻す。生産・販売台数は前年同期の水準を目指す。

 上海汽車集団では3月以降、新型コロナウイルスの感染拡大により製造と販売の不確実性が高まったが、感染対策に十分配慮しながら、サプライチェーンの安全確保や物流保障などさまざまな課題に積極的に対応。各級政府部門の強力な支援の下、生産・操業再開を推し進め、4月の完成車販売台数は16万7千台となった。

 上海汽車集団は、5月下旬から上海市が生産・操業再開を許可する「ホワイトリスト」に入る傘下部品供給企業の生産・操業再開率が80%を超え、長江デルタ地域(上海市、江蘇省、浙江省、安徽省)の物流制限も緩和されると説明。2022年通年の自動車販売台数について、前年比10%増の600万台以上を目指す考えを示した。(c)Xinhua News/AFPBB News