【5月6日 AFP】ドイツ国防省は6日、ウクライナに自走砲7両を供与すると発表した。侵攻を続けるロシアと戦うウクライナへの大型兵器提供支援を増強する。

 今回供与される「パンツァーハウビッツェ2000(Panzerhaubitze 2000)」はドイツ軍が整備中のもので、現在運用されているものではないとしている。

 スロバキア訪問中のクリスティーネ・ランブレヒト(Christine Lambrecht)独国防相は、オランダも同自走砲5両を供与予定だと明らかにした。

 ドイツは同型の自走砲を約100両保有しているが、このうち実戦配備されているのは40両のみ。

 供与の具体的な予定日は不明だが、ドイツ国内でウクライナ兵に向けた運用訓練が来週にも始まるという。

 オラフ・ショルツ(Olaf Scholz)政権は、他の西側諸国に比べ、ウクライナへの軍事支援に消極的な態度を示していると批判を受けていた。当初は防衛用兵器のみを供与していたが、4月末になって戦車などの供与にも合意した。(c)AFP