【5月7日 CGTN Japanese】中国文化観光部によりますと、今年のメーデー5連休の期間中(4月30日~5月4日)、国内の旅行者総数は延べ1億6000万人で前年同期比30.2%減少し、国内観光収入は前年同期比42.9%減の646億8000万元(約1兆2625億円)となりました。農場や農村で休暇・余暇を過ごすグリーンツーリズムの人気が高まり、キャンプがブームになっています。

 今年のメーデー連休中、全国のA級観光地は全体の61.3%となる8716カ所が通常通りに開放されました。新型コロナウイルス感染症の予防・抑制対策は観光・レジャーに大きな影響を及ぼしており、四川省(Sichuan)の九寨溝(Jiuzhaigou)や浙江省(Zhejiang)の杭州(Hangzhou)西湖などの観光地の客足は例年より大幅に減少した一方、都市公園や近郊の農村などがレジャー需要の受け皿となっています。都市住民のレジャー空間が都市部から周辺部へと移って郊外でのキャンプが市場の主流となり、家族でのドライブ旅行の人気は衰えていないとのことです。

 近郊周辺観光はグリーンツーリズムの人気をもたらし、山村での民宿、フラワービューイングや果物狩り、農耕見学などのグリーンで健康的な体験型レジャーが観光客の人気を集めています。キャンプがブームとなり、「フラワービューイング+キャンプ」「キャンピングカー+キャンプ」「野外コンサート+キャンプ」「旅行撮影+キャンプ」など多くの特色ある洗練されたキャンプコースが観光客の人気を集めています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News