【5月6日 AFP】男子ゴルフのフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)が、2010年から2014年までの4年間にギャンブルで4000万ドル(約52億円)以上を失っていたことが分かった。17日に出版されるミケルソンの非公認の伝記を執筆したアラン・シップナック(Alan Shipnuck)氏が5日、その抜粋の中で明かした。

 ミケルソンは2016年、ギャンブラーのビリー・ウォルターズ(Billy Walters)氏が刑務所行きとなったインサイダー取引事件に関連して名目上の被告となり、約100万ドル(約1億3000万円)の返還を行ったことがある。

 同書の抜粋によれば、事件を担当した政府の監査がミケルソンの2010年から2014年の財務状況を調査した際に、多額の借金が発覚したという。

 シップナック氏はウェブサイトで公開した抜粋の中で、「全盛期だったこの期間のミケルソンの収入は年間4000万ドル以上と推定された。破格の金額ではあるが、税金を差し引けば残りは2000万ドル(約26億円)ちょっとだろうか? それに加えて飛行機や(複数の)豪邸、エージェント、キャディー、パイロット、シェフ、専属トレーナー、スイングコーチなど、さまざまな費用も支払う必要がある」と記述。

「T・レックスの本物の頭蓋骨を誕生日プレゼントにするなど、他の大きな買い物も含めれば、残りは1000万ドル(約13億円)くらいだろうか? 政府の監査によれば、ミケルソンは1年に平均して大体それと同じ額をギャンブルで失っていたそうだ」とつづった。(c)AFP