【5月6日 AFP】サッカー元アルゼンチン代表のレジェンド、故ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏が1986年W杯メキシコ大会(1986 World Cup)のイングランド戦で「神の手ゴール」を決めた際に着用していたユニホームが、スポーツ関連の品として史上最高額の714万2500ポンド(約11億6000万円)で落札された。競売大手サザビーズ(Sotheby’s)が4日、発表した。

 競売は先月20日に始まり、4日朝に終了。サザビーズによると、7人による入札があった。同社は「競売史上、最も注目を集めたサッカーユニホームとも言える」としている。

 このユニホームは元イングランド代表のスティーブ・ホッジ(Steve Hodge)氏が所有していたもの。同氏は86年のW杯で、イングランドがアルゼンチンに敗れた準々決勝後、マラドーナ氏とユニホームを交換したとされる。

 だがマラドーナ氏の娘は競売に先立ち、ユニホームはマラドーナ氏がゴールを決めた後半ではなく、得点の生まれなかった前半に着ていたものだと主張。これに対しサザビーズは、ユニホームは本物だと反論していた。

 映像は4月20日撮影。(c)AFP