【5月6日 AFP】22MLBは5日、各地で試合が行われ、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の二刀流選手、大谷翔平(Shohei Ohtani)が敵地でのボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)戦に「3番投手」で先発。敵地フェンウェイパーク(Fenway Park)での初登板で圧巻の投球を見せ、再びベーブ・ルース(Babe Ruth)氏の足跡をたどった。

 大谷は7回99球を投げ6安打、無失点、無四球、11奪三振を記録。打っては8回に名物フェンス「グリーンモンスター」直撃の適時打を放つなど2安打、1打点をマークし、チームも8-0で勝利した。

 フェンウェイパークで投手が1番から4番の打順で先発するのは、1919年9月20日のルース氏以来。ストライク率82パーセントと奪った空振り29個は、いずれもキャリア最多だった。

 大谷は5回、先頭のジャッキー・ブラッドリー・ジュニア(Jackie Bradley Jr.)に二塁打を許したが、続くケビン・プラウェッキ(Kevin Plawacki)を右飛に抑えると、さらにトレバー・ストーリー(Trevor Story)とラファエル・デバース(Rafael Devers)から連続奪三振。デバースとの対戦では今季初めて100マイル(約161キロ)超えをマークし、マウンドを降りる際には雄たけびを上げた。

 大谷がレッドソックス打線を封じ込めていた一方で、エンゼルスは7回にジャレッド・ウォルシュ(Jared Walsh)の2点本塁打でようやく先制。さらに、8回に大量5点を追加した後、9回にはブランドン・マーシュ(Brandon Marsh)がダメ押しのソロ本塁打を放った。(c)AFP