【5月6日 AFP】ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相が、ナチス・ドイツ(Nazi)の指導者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)に「ユダヤ人の血」が流れていたと発言したことについて、イスラエルのナフタリ・ベネット(Naftali Bennett)首相は5日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が謝罪したと発表した。イスラエルはラブロフ氏の発言に猛反発していた。

 両首脳は同日、電話で会談。イスラエル首相府は声明で、「首相はラブロフ氏の発言に対するプーチン大統領の謝罪を受け入れ、ユダヤ人とホロコースト(Holocaust、ユダヤ人大虐殺)の記憶に対する姿勢を明確にしたことについて感謝した」と説明した。

 ロシア大統領府が発表した会談内容の要約では、プーチン氏の謝罪については触れられなかったものの、ホロコーストの「歴史的記憶」について協議したと言及している。(c)AFP