クレムリンに忠誠、ロシア正教会のキリル総主教
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■KGBとつながり?
キリル総主教が首座を務める救世主ハリストス大聖堂(Christ the Saviour Cathedral)は、クレムリンの赤い壁に隣接し、首都モスクワの中心に教会と国家権力の枢軸を形成する。
華やかな聖画像で彩られ、黄金のドームを頂く大聖堂で、総主教は定期的にプーチン氏とロシア政界エリートが出席する豪華な国家行事を執り行っている。
キリル総主教をめぐっては長年、プーチン氏も所属していた旧ソ連の国家保安委員会(KGB)とのつながりがささやかれている。
ぜいたくな暮らしぶりも疑惑を呼んでいる。ロシアのブロガーは2012年、キリル総主教の写真から3万ドル(約390万円)以上する腕時計の存在が画像修正で消されており、テーブルに写り込んだ影でそれが確認できると指摘した。(c)AFP