【5月4日 AFP】インドネシア保健省は2日、同国で原因不明の急性肝炎を発症した子ども3人が死亡したと発表した。同様の症例は欧米などで相次いでおり、世界の死者数は少なくとも4人になった。

 世界保健機関(WHO)は3日、20か国で228人の患者が確認されたと発表。症例の大半は欧州だが、南北米大陸や西太平洋、東南アジアでも確認されているとした。

 患者は吐き気や嘔吐(おうと)、下痢、腹痛などの症状が出た後に、肝炎を発症している。インドネシア保健省によると、首都ジャカルタの複数の病院で先月、3人の子どもがこれらの症状を示し死亡。同省の報道官はAFPに対し、3人の年齢は2歳、8歳、11歳で、発熱、黄疸(おうだん)、けいれん、意識喪失などの症状もあったと語った。(c)AFP