【5月3日 AFP】スウェーデンとフィンランドのアイスホッケー統括団体は2日、ロシアのコンチネンタル・ホッケー・リーグ(KHL)で来季もプレーする選手について、自国の代表メンバーに選出しない方針を示した。

 フィンランド・アイスホッケー協会(FIHA)は「来季ロシアでプレーする選手は、代表チームでプレーすることはできない」と発表した。

 スウェーデン・アイスホッケー協会(SIF)も、今春中に同様の決定を下す見通しだといい、協会の事務局長を務めるヨハン・スターク(Johan Stark)氏が、「その方向で進めている。KHLで来季プレーすることを選択した選手は、代表チームの資格がなくなる。正式決定はシーズン終了時に理事会で行う」とスウェーデン通信(TT)に述べた。

 ただし、ロシアがウクライナへの侵攻を開始した2月24日より前にKHLのチームと契約した選手については、今月行われる世界選手権(2023 IIHF World Championship)出場を認めるとも明かした。

「世界のためにも、スウェーデンの選手が誰もKHLでプレーしないことが好ましい。(KHLに)残るかは各選手次第だが、そんなに簡単に去れないことも分かっている」 (c)AFP