【5月3日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は2日、来季も欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)など主催する全大会において、ロシア勢の出場を禁止すると発表した。

 ロシアのクラブと代表チームは2月、母国のウクライナ侵攻を理由に、UEFAから「当面の間」の出場停止処分を科されていた。

 この日は、7月に英イングランドで行われる女子欧州選手権(UEFA Women's Euro 2022)からも除外が決定。代わりに予選プレーオフでロシアに敗れたポルトガルが本大会のグループCに入り、オランダ、スウェーデン、スイスと戦うことになった。

 女子代表は2023年W杯(FIFA Women's World Cup 2023)欧州予選も参加継続ができなくなり、これまでの結果は全て無効とされることが決まった。

 ロシアは2028年と2032年に行われる欧州選手権(UEFA Euro)の開催地に立候補していたが、これについてもUEFAは「無資格」とした。

 ロシアの男子代表は、6月開幕のUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2022-23)にも参加できなくなり、自動的にグループ最下位扱いとなる。

 すでに男子代表は今年のW杯カタール大会(2022 World Cup)予選からも追放されている。国際サッカー連盟(FIFA)は3月に開催予定だったポーランドとのプレーオフ準決勝直前にロシアの除外を決定。これについてはロシアサッカー連合(RFS)がスポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議を申し立てていたが、先月に訴えを取り下げていた。(c)AFP