【5月2日 AFP】フランス・パリ市当局が2024年のパリ五輪開催に向けて進めるエッフェル塔(Eiffel Tower)周辺の再開発計画で、樹木の伐採をめぐり、市民の反対運動が起きている。

 計画は、エッフェル塔周辺に観光施設やオフィスを建設するというもの。完成予想図には、緑と水に囲まれたビルが描かれている。

 しかし、樹齢100年を超える古木の伐採に懸念の声が上がっている。計画中止を求める署名運動には、これまでに約3万5000筆が集まった。

 四つの環境保護団体が連名で記した請願書は、「数十本もの健康な樹木、特に樹齢200年と100年の木を伐採し、危険にさらす計画に反対する。これらの木は、まさに都市の緑の肺だ」と訴えている。

 エマニュエル・グレゴワール(Emmanuel Gregoire)副市長は「樹齢100年の木が切り倒されることはない」と述べ、反対派の市民をなだめようと努めている。

 副市長の側近は、伐採する樹木を少なくするため取り組んでおり、すでに対象は42本から22本に減ったとAFPに説明。また、エッフェル塔周辺の再開発は植樹により建物の密集したパリ中心部に緑地をつくる計画の一部だと強調した。(c)AFP