【5月2日 AFP】21-22スペイン1部リーグは1日、第34節の試合が各地で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は2-1でマジョルカ(RCD Mallorca)を下し、2位の座を守って来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)出場権獲得に前進した。

 バルセロナは前半にメンフィス・デパイ(Memphis Depay)、後半にセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)が得点して試合の主導権を握ると、終盤アントニオ・ライーヨ(Antonio Raillo)に1点を返されたが、ホームで残留争い中の相手を下した。

 残り4節で3位セビージャFC(Sevilla FC)に勝ち点2差、1試合消化の少ない5位レアル・ベティス(Real Betis)に同9差をつけているバルセロナのシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は「非常に満足している。結果が特にそうだが、内容にも満足だ」とコメントした。

 ファンにとってはさらにうれしいことに、ハムストリングの負傷で1月から戦列を離れていたアンス・ファティ(Ansu Fati)が交代出場で復帰した。シャビ監督も「彼は特別な選手。得点感覚がずばぬけている」と喜んだ。

「練習では点を決めまくっている。彼はペナルティーボックス内にいる必要があるし、だからセンターフォワードで投入した。ウイングでのプレーのリズムをまだ少し取り戻せていないというのもある」

「それでも彼の復帰は、バルセロナにとっては素晴らしいニュースだ」

 一方、残留争いの渦中にあるマジョルカは、これでセルタ(Celta de Vigo)と1-1で引き分けた18位グラナダ(Granada CF)との勝ち点差がわずか1ポイントになっている。

 レアル・ソシエダ(Real Sociedad)はラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)と対戦し、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場に向けて手痛い1-1の引き分けに終わった。

 勝利すれば4位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)と残り4試合で勝ち点3差に迫れるソシエダは、アレクサンダー・ソーロート(Alexander Sorloth)のゴールで先制したが、交代出場直後のラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)に同点ゴールを許し、アトレティコとの差は5ポイントとなっている。(c)AFP