【5月1日 AFP】21-22ドイツ・ブンデスリーガ1部は30日、第32節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は優勝決定の影響からか1-3でマインツ05(Mainz 05)に敗れ、2位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)がハットトリックを達成したもののVfLボーフム(VfL Bochum)に3-4で敗れた。

 前節2位ドルトムントとの直接対決を3-1で制し、バイエルンがリーグ10連覇を決めたその1週間後の試合では、トップ2が共に黒星を喫した。  

 バイエルンを率いるユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督は、アウェーでゴールの枠に4度救われるなど、負けるべくして負けたふがいないチームに怒りをにじませ、「同じような負け方が多すぎる。きょうなかった基本的な情熱がバイエルンの試合では常に必要だと考える」と語った。

 ドルトムントはホームでの試合開始8分でセバスティアン・ポルター(Sebastian Polter)とゲリット・ホルトマン(Gerrit Holtmann)に立て続けに得点されたものの、ハーランドの2本のPKと3点目で逆転に成功。しかしボーフムは、最後の10分間で2点を奪い再逆転した。

 ユルゲン・ロカディア(Jurgen Locadia)のゴールで追いついたボーフムは、アクセル・ヴィツェル(Axel Witsel)のハンドで得たPKをミロシュ・パントビッチ(Milos Pantovic)が決め、これが決勝点となった。

 SCフライブルク(SC Freiburg)は1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)との打ち合いを4-3で制し、暫定ながらも来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)に出場する4位に浮上した。

 VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)は、終了間際のクリス・ヒューリッヒ(Chris Fuehrich)の同点弾でVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)と1-1で引き分け、リーグ残留に望みをつないだ。

 残留/昇格プレーオフに回る16位につけるシュツットガルトは、バイエルンとのアウェー戦と、ホームでのケルン(1. FC Cologne)戦という、1部残留の15位との4ポイント差を縮めるには厳しい試合を残している。(c)AFP/Ryland JAMES