【5月1日 AFP】ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)で4月30日、ロシア軍に包囲された製鉄所から子ども7人を含む民間人少なくとも20人が退避した。マリウポリの「最後のとりで」となっている製鉄所には、なお数百人の民間人がウクライナ兵とともに残っているとみられる。

 アゾフスターリ(Azovstal)製鉄所に立てこもるウクライナ軍の精鋭部隊「アゾフ連隊(Azov Regiment)」によると、20人が避難し、マリウポリから北西に約225キロ離れたザポリージャ(Zaporizhzhia)に向かった。

 ロシア国営タス通信(TASS)は25人が避難したと伝えている。

 国連(UN)は製鉄所からの民間人退避を調整しているが、30日の退避が国連主導で行われたものなのか、また今後も避難が継続されるのかは不明。今回避難した人の状況についても現時点で詳しいことは分かっていない。(c)AFP/Joshua MELVIN