【5月1日 AFP】21-22スペイン1部リーグは30日、第34節の試合が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は4-0でRCDエスパニョール(RCD Espanyol)を下し、35回目のリーグ優勝を達成した。またカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、欧州5大リーグをすべて制した初めての指揮官になった。

 今季残り5試合で勝ち点わずか1を獲得すれば優勝という状況で、本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)にエスパニョールを迎えたレアルは、前半にロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)が2点を決めると、後半にもマルコ・アセンシオ(Marco Asensio)とカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)がゴールを挙げて完勝を収めた。

 チームは8万人近くが集まったスタジアムでトロフィーを掲げた後、シベレス広場(Cibeles Square)で伝統の優勝セレモニーを続けた。

 アンチェロッティ監督はスペインのテレビ局「モビスター・プルス(Movistar Plus)」に対して「自分がベルナベウでタイトルを勝ち取るのは初めてで、本当に特別な雰囲気があった」と話し、「(試合終了のホイッスルの後に)私が泣いていたとすれば、幸せだったからだ」と喜んだ。

 ルカ・モドリッチ(Luka Modric)もクラブの公式TVで、「リーグ優勝は特別だ」と話し、2020年の優勝時は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により、目の前でタイトル獲得の瞬間を見られなかったファンをたたえた。

 アンチェロッティ監督は昨年夏、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)前監督の後任としてイングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)を退団し、2度目のレアルの指揮官に就任すると、見事にリーグ制覇を果たした。監督はこれまでに、チェルシー(Chelsea)でイングランド・プレミアリーグ、ACミラン(AC Milan)でイタリア・セリエA、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)でフランス・リーグ1、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)でドイツ・ブンデスリーガを制している。

 昨年11月から首位を維持してきたことを考えれば、数か月にわたって席巻してきたリーグのタイトル獲得に驚きはないが、FCバルセロナ(FC Barcelona)とセビージャ(Sevilla FC)がもたついたことも早期の優勝決定につながった。レアルは4試合を残して2位セビージャに勝ち点17差、1試合消化の少ないバルセロナに同18差をつけている。

 リーグ制覇を決めたことで、レアルはマンチェスター・シティ(Manchester City)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)準決勝第2戦だけに集中できる。第1戦を3-4で落としているレアルは、5月4日の第2戦で逆転での決勝進出を目指す。

 リバプール(Liverpool FC)とのチャンピオンズリーグ準決勝第2戦を3日後に控えるビジャレアル(Villarreal CF)は、1-2でアラベス(Alaves)に敗れた。

 アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)も0-2でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に敗れ、来季のチャンピオンズリーグ出場へ気の抜けない戦いが続く。スペイン国王杯(Copa del Rey 2021-22)王者のレアル・ベティス(Real Betis)はヘタフェ(Getafe CF)戦に勝利すれば、4位アトレティコとの勝ち点差が1に縮まる。バルセロナは5月1日、本拠地にマジョルカ(RCD Mallorca)を迎える。(c)AFP