【4月30日 AFP】米国は29日、インドネシアが11月の20か国・地域(G20)首脳会議にロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領を招待したことについて、国際社会はプーチン氏を従来通り扱うわけにはいかないとして反対を表明した。

 ジェン・サキ(Jen Psaki)米大統領報道官は記者会見で、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は「プーチン大統領のG20出席に反対を表明している」とし、インドネシア側に公式および非公式な形で反対する考えを伝えていることを明らかにする一方、ロシアを招待したのはウクライナ侵攻前だったと指摘した。

 一方、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領のG20首脳会議への招待については歓迎するとした。

 米国務省のジャリナ・ポーター(Jalina Porter)副報道官は、米国は国際舞台でロシアに「従来通り」接することができるとは考えていないと述べた。米国がG20首脳会議に出席するかには言及しなかった。(c)AFP