【5月3日 Xinhua News】中国チベット自治区(Tibet Autonomous Region)ラサ市(Lhasa)のトゥールン・デチェン区政府は4月27日、北京大学の保護生物学教授で山水自然保護センター創設者の呂植(Lv Zhi)氏率いる科学研究チームが同区乃朗寺の裏山に設置した赤外線カメラがユキヒョウの姿を撮影したと明らかにした。

 今年3月に撮影された映像で、成体のユキヒョウが尾根に設置された赤外線カメラに近づき、何度も鼻で確かめる様子やレンズに息を吹きかける様子が捉えられていた。

 ユキヒョウは中国の国家1級保護動物に指定されている。今回、ユキヒョウが現れた野はラサ市中心部から直線距離で50キロメートル足らずの場所という。研究によると、同市周辺の山地はユキヒョウの潜在的分布地域の可能性があり、ユキヒョウの保護と個体数の回復に大きな意義を持ち、今後も継続的な研究と保護が必要となる。(c)Xinhua News/AFPBB News