【4月29日 AFP】(更新)インドネシアのジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領は29日、同国で11月に開催される20か国・地域(G20)首脳会議について、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が出席する予定であり、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領も招待されていると明かした。

 ジョコ氏は「ゼレンスキー大統領をG20首脳会議に招待した」と発言した。西側諸国はウクライナ侵攻を受けロシアの排除を求めていたが、妥協が成立したことを示唆した。

 ジョコ氏はライブ配信された会見で、電話会談の中でプーチン氏は、バリ(Bali)島で行われるG20首脳会議に出席する意向を示したと述べた。

 ロシアはG20のメンバーだが、ウクライナは入っていない。

 ウクライナ侵攻開始以来、インドネシアはロシアの参加を認めないよう、米国をはじめとした西側諸国から強い圧力を受けてきた。

 だが、インドネシア政府は、議長国として中立的であるべきだと主張していた。

 ゼレンスキー氏は27日、ジョコ氏との電話会談の後、首脳会議に招待されたとツイッター(Twitter)に投稿していた。(c)AFP