【4月29日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は28日、本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)の改修に伴い、2023-24シーズンのホームゲームは市内のエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス(Estadi Olimpic Lluis Companys)で行うと発表した。改修工事は今年6月に開始し、完了までに4年かかる見通し。

 翌2024-25シーズンからは再びカンプ・ノウに戻るが、観客数は一時的に「約50パーセント縮小」されるという。

 改修後の収容人数は現在の9万9000人から最終的に10万5000人に増加する。また、ソーラーパネル付きの開閉式屋根が設置されるほか、ホテルやアイスリンク、オフィスなど複数の商業施設も併設される。

 バルセロナのジョアン・ラポルタ(Joan Laporta)会長は、スタジアム3階部分の解体を遅らせることで、カンプ・ノウは「来季も実質的にフル稼働」できるとしている。

 6万713人収容のエスタディ・オリンピックは、バルセロナの地元のライバルであるRCDエスパニョール(RCD Espanyol)が、1997年から2009年までホームスタジアムとして使用していた。(c)AFP