【4月30日 AFP】イタリア・ジェノバ(Genoa)のイタリア技術研究所(IIT)から、300キロ離れた場所にある人型ロボットを遠隔操作する最新システムの検証実験がこのほど、行われた。

 実験が行われたのは、人型ロボット「アイカブ3(iCub 3)」。ベネチア(Venice)で開催中のビエンナーレ国際建築展(Architecture Biennale)会場を訪れているアイカブ3を、IITのオペレーターが一般的な光ファイバー接続を利用して遠隔操作した。

 このシステムを介してオペレーターの移動運動、操作、音声、顔の表情が「分身(アバター)」であるロボットに伝達され、またロボットの視覚・聴覚・触覚フィードバックをオペレーター側で受け取れることが実証された。(c)AFP