【4月28日 AFP】ロシアが制圧したウクライナ南部ヘルソン(Kherson)州のロシア側行政官は28日、通貨としてルーブルが近く導入されると発表した。ロシアは先に、制圧した地域を占領する予定はないと説明していた。

 国営ロシア通信(RIA)は、ヘルソン州のロシア側行政官の話として、同州が「5月1日からルーブル圏に入る」と述べたと伝えている。

 4か月の移行期間が設けられ、その間はウクライナ通貨フリブナも使えるものの、「その後は完全にルーブルに切り替わる」という。

 ただしこの発表について、ロシア政府高官からの確認は取れていない。

 ロシア国防省は、ヘルソン州をはじめ最近制圧した地域では「平穏な生活」が戻りつつあると主張している。しかしウクライナメディアは、ロシアが設置した行政機関に対する抗議デモが続いていると報じている。(c)AFP