【SDGsニュースを振り返る】4月21日〜4月27日
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【4月30日 AFPBB News】1週間のSDGsニュースを振り返る。
海中では「ブーン」「ピューピュー」「キーキー」といったさまざまな音が聞こえる。こうした海中の音のデータベースを世界規模で構築しようと世界9か国の専門家が、プロジェクト「水中生物音のグローバルライブラリー(GLUBS)」に取り組んでいる。
海洋学者らが地中海の海底で録音を始めると、カエルの鳴き声のような謎の音をマイクが拾った。この音を発している生物の正体を突き止めるには、3年かかった。
仏研究機関、地中海環境教育研究センター(CEFREM)の生態音響学研究者、ルシア・ディ・イオリオ(Lucia Di Iorio)氏は「30か所以上で録音を行いましたが、その音は毎回、聞こえました。クワクワクワというこの音を発している生物が何なのか、誰も分かりませんでした」と話す。
GLUBSでは世界各地の録音データを集め、人工知能(AI)や在野の科学者らが利用するスマホアプリ向けに開放しようとしている。この取り組みは、急速に進んでいる海洋の「音環境」研究の一環だ。
オーストラリア海洋科学研究所(AIMS)のマイルズ・パーソンズ(Miles Parsons)氏は「生物多様性が世界中で減少傾向にあり、水中の音環境も人類の影響でどんどん変化してしまっている。音を発生させる生物が消滅してしまう恐れもあり、その前に音の発生源を記録し、定量化して理解する必要がある」と指摘した。
ウクライナ東部ドニプロ(Dnipro)の産科病院は現在、避難民の収容施設となっている。ウラジーミル・リグノフ(Vladimir Lignov)さん(71)は、足を引きずりながらその廊下を歩く。
支援活動に携わる人は、リグノフさんのような高齢者が、避難民の中でも特に脆弱(ぜいじゃく)だと指摘する。
NGO「ハンディキャップ・インターナショナル(Handicap International)」のウクライナ担当フェデリコ・デッシー(Federico Dessi)氏は、戦争が始まると高齢者は家族から切り離され、電話が使えず連絡が取れなくなることもあるとし、「忘れられることも多く、極めて弱い存在だ」と語った。
現在、ドニプロの施設に物資の提供と資金援助を行っているこのNGOは、ロシアの侵攻が始まった2月24日以降にドニプロ周辺に避難してきた高齢者・障害者について、ウクライナ政府の統計に基づき、約1万3000人に上ると推測している。
今年1月、ペルーで発生した原油流出事故。3か月がたち、いまだに多くの漁民が漁を再開できずにいる。首都リマ南郊のパチャクテク(Pachacutec)では、困窮者向けの食事を受け取るために並ぶ漁民の姿が見られた。
事故は今年1月15日、スペインの石油大手レプソル(Repsol)の製油所で荷降ろし中に発生。約1万2000バレルの原油が流出した。
レプソルは1万キロ以上離れたトンガ沖の海底火山の大規模噴火が引き起こした波が事故の原因だとしている。
(c)AFPBB News