【4月26日 AFP】21-22NBAは25日、プレーオフのカンファレンス1回戦(7回戦制)が行われ、トロント・ラプターズ(Toronto Raptors)は103-88でフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)に快勝し、2勝3敗でシリーズ突破に望みをつないだ。

 シクサーズに3連勝を許して崖っぷちに立たされていたラプターズだが、シリーズを振り出しに戻して最終第7戦に持ち込むまであと1勝と迫った。NBAのプレーオフ史上、0勝3敗からシリーズ突破を果たしたチームはない。

 ラプターズはこの日、パスカル・シアカム(Pascal Siakam)がチームハイの23得点を記録し、OG・アヌノビー(O.G. Anunoby)とゲイリー・トレント・ジュニア(Gary Trent Jr.)がそれぞれ16得点でチームの勝利に貢献した。 

 対するシクサーズは、大黒柱のジョエル・エンビード(Joel Embiid)が、靱帯(じんたい)損傷と診断された親指のけがで明らかに精彩を欠いていた。この日も20得点に終わり、レギュラーシーズンの1試合平均30得点以上を大きく下回った。また、チームのスター選手であるジェームズ・ハーデン(James Harden)は15得点と鳴りを潜め、タイリース・マキシー(Tyrese Maxey)も12得点に終わった。

 一方、ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)はルカ・ドンチッチ(Luka Doncic)が33得点、13リバウンド、5アシストの活躍をみせ、ユタ・ジャズ(Utah Jazz)を102-77で一蹴して3勝2敗と王手をかけた。

 マーベリックスは試合開始からジャズを圧倒し、後半には一時33点差をつけるなどして圧勝。ジェイレン・ブランソン(Jalen Brunson)が24得点、ドリアン・フィニースミス(Dorian Finney-Smith)が13得点でドンチッチを援護した。(c)AFP