【4月26日 Xinhua News】中国車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)が22日発表した2021年12月期決算は、売上高が前年比2・6倍の1303億5600万元(1元=約20円)、純利益が2・9倍の159億3千万元だった。期末総資産は96・4%増の3076億6700万元となった。リチウムイオン電池の販売量は2・8倍の133・41ギガワット時、うち車載電池は2・6倍の116・71ギガワット時だった。

 車載電池は依然として同社の主力事業であり、売上高は2・3倍の914億9千万元と売上高全体の70・2%を占めた。韓国の市場調査会社SNEリサーチの統計によると、21年に世界で電気自動車(EV)などに搭載された車載電池のうち、上位10社の製品は91・2%を占めた。上位3社はCATL、韓国のLGエナジーソリューション(LGES)、日本のパナソニックで、CATLの市場シェアは32・6%だった。

 エネルギー貯蔵システムと電池材料は売上高が急増した。エネルギー貯蔵システムは前年比7倍の136億2400万元、リチウム電池材料は4・5倍の154億5700万元となり、総売上高に占める割合も大幅に拡大した。

 電池生産能力は170・39ギガワット時で、20年の69・1ギガワット時から約2・5倍に増えた。市場ニーズを踏まえ、広東省肇慶市や江西省宜春市、貴州省貴陽市などに生産拠点を建設した。電池生産量は前年比3・1倍の162・3ギガワット時で、生産能力の稼働率は95・0%だった。販売量は2・8倍の133・4ギガワット時、在庫は2・8倍の40・19ギガワット時となった。(c)Xinhua News/AFPBB News