【4月26日 AFP】モルドバ東部の、ロシア系住民が分離独立を宣言した「沿ドニエストル・モルドバ共和国」の「内務省」は25日、「国家保安省」の庁舎が攻撃されたと発表した。

 攻撃が起きたのは24日午後6時ごろ。内務省によると、負傷者はいないものの、建物の窓が吹き飛ばされ、煙が上がった。

 攻撃には、携行型の対戦車グレネードランチャーが使用されたとの見方を示した。

 共和国トップおよびモルドバ政府は今のところ、コメントを出していない。

 ウクライナ西部と国境を接する、モルドバ東部のトランスニストリア(Transnistria)地域では、多数派のロシア系住民が1990年に共和国の分離独立を宣言。ただ国際的には承認されていない。

 ロシア軍が駐留しており、約2万トン分の武器・弾薬などを保管している。(c)AFP