【4月25日 AFP】24日に決選投票が行われたフランス大統領選で、現職のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領が極右政党「国民連合(RN)」のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首を下して再選を決めたことを受け、先に祝意を表した欧州連合(EU)加盟国や米国以外の各国首脳も相次いでマクロン氏を祝福する声明を出した。

■日本

 岸田文雄(Fumio Kishida)首相はツイッター(Twitter)にフランス語と日本語で「マクロン大統領の再選、心からお祝いします。ロシアによるウクライナ侵略はもちろん、インド太平洋地域における協力など幅広い分野で、マクロン大統領と緊密に協力していきたいと思います」と投稿した。

■ロシア

 ロシア大統領府によると、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領はマクロン氏に対し、「国家事業の成功とともに、心身の健康を心から祈っている」との祝電を送った。

■中国

 中国中央テレビ(CCTV)は、習近平(Xi Jinping)国家主席が「独立性、相互理解、先見性、互恵性に基づいた外交関係を維持するため、マクロン大統領と引き続き協力していくことを望んでいる」との声明を出したと伝えた。

■ウクライナ

 ロシアによるウクライナ侵攻開始後、マクロン氏と複数回協議してきたウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、マクロン氏を「ウクライナの真の友」と呼んだ。

 ゼレンスキー氏はウクライナ語とフランス語の声明で「(フランスの)国民のため、さらなる成功を祈っている。マクロン氏の支援に感謝しており、われわれは新しい共通の勝利に向かっていると確信している」とつづった。(c)AFP