【4月25日 CGTN Japanese】中国は現在、新型コロナウイルス感染症の予防策として、早期発見と迅速な隔離を徹底する「動的ゼロコロナ」を続けています。これについて、国家衛生健康委員会感染対策指導専門家グループの梁万年(Liang Wannian)グループ長は、「中国は緩和策を取る条件が整っていないため、動的ゼロコロナという方針を揺るぎなく堅持して初めて、国民の生命と健康、社会と経済の正常な発展を最大限確保できる」と指摘しました。

 梁氏は、一部の人が持っている「オミクロン株は、感染速度は速いが毒性が弱くなっているため、予防策を取らなくてよい」という見方について、「わが国はまだその段階に到達していない」とした上で、緩和策を取る前提条件について「まず、感染しやすい人が免疫力を高めること。現在、高齢者と子どものワクチン接種率が低いため、予防策の重要な対象になっている。第二に、オミクロン株への認識を深める必要がある。第三に、病床数や人的資源、生活必需品などの関連物資の準備が実行されなければならない」と述べました。

 その取り組みの鍵となるのは「感染源を効果的に特定し、感染経路を切断して、感染の大規模な再発を避けること」とし、「動的ゼロコロナを揺るぎなく堅持して、国民の生命と健康、社会と経済の正常な発展を全力で守っていく」と述べて、強い意志を示しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News