【4月26日 Xinhua News】中国工業・情報化部の報道官を務める羅俊傑(Luo Junjie)運行監測協調局長はこのほど、国務院新聞(報道)弁公室が開いた記者会見で、新エネルギー車(NEV)の国内普及台数が累計1千万台の大台を超え、1033万台になったと明らかにした。中国の新エネ車産業は大規模化と急成長の新段階に入ったとし、今年も高成長を維持するとの見通しを示した。

 羅氏は新エネ車の発展について、今年以降は市場規模と発展の質が加速度的に拡大、向上する良好な状況にあると指摘。これらは主に次の四つの特徴から見て取れるとした。

 ①産業規模が再び過去最高を更新した。新エネ車の第1四半期(1~3月)生産台数は129万3千台、販売台数は125万7千台となり、いずれも前年同期の2・4倍になった。

 ②国産ブランドが勢いを見せた。第1四半期の国産ブランド新エネ乗用車の販売台数は前年同期の2・5倍になった。

 ③新技術と新モデルの応用が加速した。第1四半期の燃料電池車生産台数は前年同期の8・2倍、販売台数は4・9倍。バッテリー交換型車種の生産台数は82・0%増加し4万台近くとなった。

 ④充電・バッテリー交換インフラの建設が加速した。第1四半期に設置された各種充電ポールは前年同期4・6倍の49万2千基、バッテリー交換ステーションは2・6倍の154カ所だった。(c)Xinhua News/AFPBB News