【4月26日 Xinhua News】中国国家知識産権局の申長雨(Shen Changyu)局長は24日、国務院新聞(報道)弁公室が開いた記者会見で、2021年の知的財産権発展状況について説明した。17年の中国共産党第19回全国代表大会(党大会)が掲げた「文化イノベーションの提唱、知的財産権の創造、保護、運用の強化」の目標については、5年間で全国の知的財産権システムが知的財産権事業に新たな歴史的成果をもたらしたと説明した。

 申氏は主な成果として次の3点を挙げた。

 ①知的財産権の創造の質が持続的に向上した。17~21年の5年間の累計発明特許授権件数は253万1千件、登録商標数は2770万5千件で年平均伸び率はそれぞれ13・4%、29・0%だった。著作権、植物新品種、集積回路(IC)レイアウト設計の出願件数も過去最高を何度も更新した。香港・マカオ・台湾地区を除く中国本土の21年末時点の1万人当たり高価値発明特許保有件数は7・5件と17年末の2倍近くとなり、特許協力条約(PCT)に基づく国際特許出願件数も世界一になった。知的財産権使用料の国際取引額は17年の2265億1千万元(1元=約20円)から3783億元に増え、うち輸出の年平均伸び率は23・8%と輸入の約2倍になった。

 ②知的財産権の保護レベルが顕著に高まった。商標法と特許法、著作権法が改正され、世界最高基準の懲罰的損害賠償制度を確立した。「視聴覚的実演に関する北京条約」の正式な発効を推進したほか、意匠の国際登録に関するハーグ協定に加盟し、中国・欧州連合(EU)地理的表示(GI)協定も調印した。知的財産権保護の社会満足度は17年の76・69ポイントから21年の80・61ポイントに高まり、全体的に良好な状態となった。

 ③知的財産権の運用効果が急速に表れた。20年の特許集約型産業の増加値(付加価値額)は12兆1300億元。国内総生産(GDP)に占める割合は12・0%となり、経済の質の高い発展の重要な支えとなった。著作権産業の増加値は7兆5100億元で、GDPに占める割合は7・4%だった。世界トップ5千ブランドで中国は408ブランドを占め、総価値は1兆6千億ドル(1ドル=約128円)に上った。

 申氏は、世界知的所有権機関(WIPO)の「グローバルイノベーション指数(GII)」でも中国は17年の22位から21年の12位と順位を10上げたと指摘。中所得国の中ではトップを維持し、世界でも進歩の速い国の一つだと説明した。PCTに基づく国際特許出願件数は3年連続で世界首位であり、貿易総額に占める知的財産権収入の割合も上昇を続け、科学技術クラスター数世界トップ100でも2位に躍進したとし、これらは中国が知的財産権の導入大国から創造大国へと転換しつつあることを示していると語った。(c)Xinhua News/AFPBB News