アジア太平洋地域で「ウクライナ戦場」起こり得るか? 相互理解の姿勢が不可欠
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【4月25日 東方新報】欧州の大地でロシアとウクライナの間で戦争状態が続いている。これは今世紀最大の国際的な危機だ。2022年の世界は、新型コロナウイルスとロシアウクライナ戦争のため、エネルギーや穀物を含む全ての経済活動で断裂と緊張が起き、深刻な分裂と混乱の危機に直面している。
この欧州の戦役の終息の見通しはまだ予想不能、ただ成り行きを見守ることしか出来ない。一方、アジア太平洋地域でも米中関係が厳しく複雑で、朝鮮半島も重大な対立状態、決して楽観を許さない情勢にある。また、米日印豪の4か国協力枠組み「クアッド(Quad)」、米英豪の3か国安全保障協力「オーカス(AUKUS)」、米英豪ニュージーランド等の情報協定「Five Eyes Alliance」は、アジア太平洋の緊張感を高め、大局的情勢は平穏とは言えない。もし今後情勢の悪化が進み、万一制御不能に陥った場合には、アジア太平洋で次の「ウクライナ戦場」が起きてしまうだろうか?
もしアジアが戦火にまみれたら、苦しむのは皆一般民衆なのだ。
東京で最近開催された第1回日比国防閣僚会議「2プラス2」で自衛隊とフィリピン軍との円滑化協定(RAA)を今後検討することが合意されたが、果たしてすんなりと成立するだろうか? かつてフィリピン軍はオーストラリアが「反テロ」の名目でフィリピンに連絡基地を設けることに合意したが、現地住民からの厳しい抗議をまねくことになった。
アジアを平和に保つにはアジア各国の相互理解と融和の姿勢が不可欠だ。互いに緊張感を高めることではない。欧州で起きた悲劇をアジアで再演してはならない。(c)東方新報/AFPBB News