【4月25日 Xinhua News】中国の越境電子商取引(EC)物流企業、深圳市遞四方速遞(4PX)は20日、アフリカのECサイト大手ジュミア・テクノロジーズと提携し、アフリカ市場に参入すると発表した。4PXはジュミアが持つアフリカの物流ネットワークを活用し、ラストワンマイル配送を実現させる。

 4PXの黎森林(Li Senlin)高級副総裁は、参入の背景として、ここ数年のアフリカEC市場の大きな発展が関係していると説明した。ドイツの調査会社スタティスタのまとめによると、2021年のアフリカのEC普及率は27・9%と、19年から3・9%上昇した。25年には、40%前後に達すると見込まれる。

 ジュミアの鄭頌祺(ジェイソン・チェン)グローバル事業部総経理によると、4月時点で1万2千余りの中国の販売業者が同社のECサイトに出店しており、アフリカ各国で販売する商品は2500万点を超えた。コートジボワールとガーナでは、中国の業者の販売シェアが4割を超えたという。

 4PXは04年の設立で、世界16カ国に海外倉庫を約40カ所保有する。海外倉庫の総面積は約100万平方メートルで、1日当たりの平均処理件数は50万件に上る。(c)Xinhua News/AFPBB News