【4月25日 AFP】ウクライナ大統領府のオレクシー・アレストビッチ(Oleksiy Arestovych)顧問は24日、兵士や民間人がロシア軍に包囲され立てこもりを続ける南東部マリウポリ(Mariupol)のアゾフスターリ(Azovstal)製鉄所そばでの協議開催を、ロシア側に提案したことを明らかにした。

 ロシア軍はマリウポリのほぼ全域を掌握。アゾフスターリ製鉄所はウクライナ軍にとって同市最後の拠点であり、協議の場としては劇的かつ象徴的な場所となる。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、今週は製鉄所を攻撃せず、包囲するよう同国軍に命令。だがウクライナのミハイロ・ポドリャク(Mykhailo Podolyak)大統領府顧問はツイッター(Twitter)への投稿で、ロシア軍が製鉄所に対する攻撃を続けており、「市民と兵士がいる場所が、空爆と大砲による砲撃を受けている」と説明している。(c)AFP