【5月3日 AFP】クラスター爆弾は、親爆弾に多くの子爆弾が入った兵器だ。

 航空機から投下、または地上から発射され、サッカー場数面分の範囲に子爆弾をまき散らす。

 通常は誘導装置がないため、不正確な使用法や強風によって目標から離れた場所を攻撃してしまう可能性もある。

 子爆弾には着弾しても爆発しないものもある。そのような子爆弾は事実上、1997年のオタワ条約(Ottawa Treaty)で禁止されている対人地雷となる。紛争終結から何年も後に爆発して死者が出る恐れがあり、鮮やかな色の子爆弾に興味本位で触れた子どもが犠牲になることもある。

 クラスター爆弾は2010年に発効したクラスター爆弾禁止条約(Convention on Cluster Munitions、オスロ条約)で使用・製造・移転・保有が禁止されているが、シリアやリビアなど、依然として各地の紛争で使われている。

 100か国以上が同条約を批准しており、危険で時間のかかる不発弾の処理に取り組むと表明している。(c)AFP