【4月24日 AFP】21-22フランス・リーグ1は23日、第34節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は退場者を出したランス(RC Lens)と1-1で引き分けたが、2位オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に残り5試合で逆転不可能な16ポイント差をつけたため、サンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)に並ぶリーグ最多10度目の優勝が決まった。

 PSGは68分にリオネル・メッシ(Lionel Messi)が美しく弧を描いたシュートを沈めたが、終了2分前にコランタン・ジャン(Corentin Jean)に同点ゴールを奪われ、本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)のお祭りムードに水を差された。

 マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督率いるPSGは、昨季リール(Lille OSC)に明け渡したリーグタイトルの奪還に成功。カタール資本となった10シーズンで8度目の優勝を果たした。

 しかしPSGは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)決勝トーナメント1回戦で自滅のような形でレアル・マドリード(Real Madrid)に敗れ、フランス杯(French Cup 2021-22)ではニース(OGC Nice)に足をすくわれているため、今季は失敗のシーズンという評価となった。

 この日は当然のリーグタイトル獲得が確認されたにすぎず、パリには祝勝ムードが漂うようなことはなかった。これで今後の関心は、シーズン終了後にレアルに行くか、それともPSGに残留するか態度を明らかにしていないキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の去就に注がれることとなる。(c)AFP