【4月22日 AFP】映画『ニュー・シネマ・パラダイス(Cinema Paradiso)』や『ロシュフォールの恋人たち(The Young Girls of Rochefort)』など数多くの有名作品に出演したフランスの俳優で映画監督のジャック・ペラン(Jacques Perrin)さんが21日、死去した。80歳。家族がAFPに伝えた。

 息子のマチュー・シモネ(Mathieu Simonet)さんはAFPに、ペランさんがパリで「安らかに息を引き取った」と語った。

 1941年7月13日、パリに生まれたペランさんは、1950年代から今日までの長いキャリアの中で70本以上の映画に出演。1961年、『鞄(かばん)を持った女(Girl with a Suitcase)』でイタリアの女優クラウディア・カルディナーレ(Claudia Cardinale)さんと共演し、初主演を果たした。

 白髪交じりの髪と柔らかな声で映画ファンに親しまれてきたペランさんは、1965年の『317小隊(The 317th Platoon)』をはじめ、軍人役にも多く起用された。

 アカデミー賞(Academy Awards)受賞作の『ニュー・シネマ・パラダイス』では、子ども時代を振り返る映画監督サルバトーレ役を演じた。(c)AFP