【4月22日 CGTN Japanese】現在、中国の多くの地域でデジタル人民元の試行が次々と展開され、利用シーンも増えています。

 中国の中央銀行である中国人民銀行(People's Bank of China、中央銀行)はこのほど、天津市(Tianjin)、重慶市(Chongqing)などの6都市をデジタル人民元のテストエリアに新たに追加すると発表しました。また、デジタル人民元の利用シーンも小売り、飲食、交通・旅行、公共料金の支払いなど、さまざまな分野に及んでいます。

 重慶市の医療施設では、患者はデジタル人民元で診療代を支払うことができるようになっています。利用した患者は「QRコードをスキャンすれば支払うことができ、とても便利だ」と話しました。東部の福建省(Fujian)でも、運転手たちは料金所やガソリンスタンド、サービスセンター内の飲食店でデジタル人民元を使っています。

 去年末までに、デジタル人民元の取引総額は875億6500万元(約1兆7400億円)に達したということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News