【4月22日 AFP】女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2022)は21日、シングルス2回戦が行われ、大会第8シードのエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)は、ラッキールーザーのタマラ・コルパッチ(Tamara Korpatsch、ドイツ)を6-0、2-6、6-1で下し、世界ランキング1位で第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)が待つ準々決勝に駒を進めた。

 昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)女王である19歳のラドゥカヌは、世界118位のコルパッチから1ゲームも奪われずに第1セットを先取したが、続く第2セットでは2度にわたってブレークを許した。

 しかし、最終セットでは落ち着きを取り戻し、この日2度目のマッチポイントで勝利を決めると拳を突き上げた。

 同12位のラドゥカヌにとって、2020年の全仏オープン(French Open 2020)女王で現在マッチ20連勝中のシフィオンテクと激突する22日の準々決勝は、またしても難しい試合になるとみられる。

 他の試合では、リュドミラ・サムソノワ(Liudmila Samsonova)が第6シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)に6-4、6-4で勝利。サムソノワは第1セットを3-4でリードされていたが、そこから5ゲームを連取し、勢いそのままに同大会で優勝経験のあるプリスコバを退けた。

 サムソノワは準々決勝で、第4シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)が途中棄権したことで勝ち上がったワイルドカード(主催者推薦)のラウラ・シグムンド(Laura Siegemund、ドイツ)と対戦する。

 また、第3シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)はビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)に6-1、3-6、6-2で、第2シードのパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)はエレナ・リバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)に6-2、4-6、7-6(7-4)で勝利している。(c)AFP