【4月22日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は21日、来季からの正指揮官にオランダ1部・エールディビジ、アヤックス(Ajax)のエリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督を迎えると発表した。

 3年契約を結んだテン・ハーフ監督は、5シーズン連続の無冠のユナイテッドを復活させるという非常に大きな課題に直面している。

 20度のリーグ優勝を誇るユナイテッドは、アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏が2013年に監督を勇退してからまさかの衰退をみせており、それから正指揮官を迎えるのは52歳のテン・ハーフ監督が5人目となる。

 テン・ハーフ監督は2018-19シーズンに欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)でアヤックスを22年ぶりの準決勝に導き、今季も同クラブの指揮官として自身3度目のリーグ優勝に向けて順調に進んでいる。

 マンチェスター・シティ(Manchester City)とリバプール(Liverpool FC)の2強態勢を打破できるかどうかが、テン・ハーフ監督の能力を測る大きな試練になるが、本人はこの挑戦を楽しみにしている。

 テン・ハーフ監督は「マンチェスター・ユナイテッドの監督に任命され非常に光栄。これからの挑戦にとても興奮している」とコメントした。

「この偉大なクラブの歴史もファンの情熱も理解している。必ずこのチームにふさわしい成功をもたらすことのできるチームを育てる決意だ」

「信じられないような年月を過ごしたアヤックスを離れるのはつらいが、マンチェスター・ユナイテッドに移る前、全身全霊をかけて今季を良い結果で終えることに集中するとわれわれのファンには約束できる」

 リーグ戦で首位シティに23ポイント差をつけられ6位に甘んじているユナイテッドは、来季のチャンピオンズリーグ出場権を逃すことが濃厚となっている。

 昨年11月にオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)氏を解任してから、チームは正指揮官を探していた。

 今季の残りを指揮することになったラルフ・ラングニック(Ralf Rangnick)暫定監督も、チームのパフォーマンスを一切改善できていない。(c)AFP/Kieran CANNING