【4月23日 AFP】米電気自動車(EV)大手テスラ(Tesla)のイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)が、米ツイッター(Twitter)の敵対的買収に必要な465億ドル(約6兆円)の資金を確保し、株式公開買い付けを検討していることが、21日に公表された米当局への提出書類から明らかになった。

 マスク氏が証券当局に提出した書類には、米金融大手モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)などからの融資が挙げられており、株式公開買い付けを検討しているものの、「現時点では決定していない」と記されている。

 マスク氏は14日、ツイッターに対し全株を1株当たり54.20ドルで買い取ることを提案。同社の運営サイトが言論の自由を確保できていないと批判していた。ツイッターは翌日、マスク氏による過半数の株式取得を防ぐ措置として、「ポイズンピル(毒薬条項)」と呼ばれる防衛策を取ると発表した。(c)AFP