【4月22日 CGTN Japanese】 中国初のロータリーステアラブル掘削装置である「璇璣」のスマート化生産ラインが20日、中国南部の広東省(Guangdong)で稼働しました。「璇璣」を年間100セット製造する能力があります。

 中国の油田サービス大手、中海油田服務株式会社が開発した「璇璣」システムは、地下数千メートルのドリルを正確に制御し、ドリルを遠隔操作して0.7メートルの薄い油層の中を横方向または斜め方向に1000メートル以上安定的に通り抜けることができます。また、地層資料に対するリアルタイムの分析を実現し、油ガス田の開発コストを大幅に削減し、海洋資源を効率的に開発するハイエンド設備であり、石油・天然ガス、シェールガス、メタンハイドレートなどの資源を効率的に開発する重要なコア設備です。

 中海油田服務株式会社は、7年にわたる技術の難関突破を経て、2014年に「璇璣」掘削・測定システムの開発に成功し、海上作業に投入しました。これにより、中国は世界で同技術を持つ2番目の国となりました。

「璇璣」システムは2022年3月現在、渤海や南海、東海、陸地にある主要な油ガス田で続々と利用され、イラクやインドネシアなどにも輸出されました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News