【4月21日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは20日、第30節の延期分が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はホームでブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)を3-0で下し、2位リバプール(Liverpool FC)を抑えて首位の座をキープした。

 前日の試合でリバプールがマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に4-0で快勝したため、暫定ながら首位の座を明け渡していたシティ。この日はそれほど良いパフォーマンスではなかったが、リヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)、フィル・フォーデン(Phil Foden)、ベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)が後半にネットを揺らし、2位との勝ち点差を再び1とした。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、リバプールとの優勝争いについて「われわれの前に立ちはだかるのは史上最高のチームの一つ」とした上で、「もし勝ち点を落とせば彼らが王者になるが、われわれが全ての試合に勝利すれば優勝できる」とコメントした。

 一方、第25節の延期分に臨んだアーセナル(Arsenal)は、アウェーでチェルシー(Chelsea)との打ち合いを4-2で制し、トップ4入りに向けて勢いを取り戻した。

 一時は来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)出場に向けて最も有利な位置につけていたアーセナルは、その後3連敗を喫していたが、これで4位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に勝ち点で並んだ。

 アーセナルのミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は「素晴らしい夜。選手たちはそれにふさわしい」と喜び、「難しい2週間だったが、立て直して根性を見せなければならない」と話した。

 アーセナルは2-2で迎えた後半、先発のチャンスを与えられたエディ・エンケティア(Eddie Nketiah)がこの日自身2点目となる勝ち越しゴールを決めると、アディショナルタイムのブカヨ・サカ(Bukayo Saka)のPKで勝利を確実にした。

 また、残留争いをしているエバートン(Everton)は第18節の延期分でレスター・シティ(Leicester City)と対戦。FWリシャルリソン(Richarlison)が後半アディショナルタイム2分にゴールを決めて1-1で引き分け、貴重な勝ち点1を手にした。(c)AFP/Kieran CANNING