【4月21日 Xinhua News】中国核工業集団(CNNC)は18日、中国が独自開発した第3世代原子炉「華竜1号(Hualong-1)」の4基目、国外で2基目となるパキスタンのカラチ原子力発電所3号機が同日、商業運転を開始したと発表した。華竜1号の最初の海外プロジェクトは2基とも完成し、稼働を始めた。

 中国原子力発電技術の世界進出を担う華竜1号は、現在の原子力発電市場で人気の高い第3世代原子炉モデルの一つ。これまでに福建省(Fujian)福清(Fuqing)原発5号機と6号機、パキスタン・カラチ原発2号機と3号機が完成し、稼働している。

 カラチ原発の2号機は、2021年5月に商業運転を開始した。今回運転を開始した3号機と合わせた2基がフル稼働することで、年間約200億キロワット時のクリーンエネルギー電力を供給することができ、200万人の電力需要を満たす。プロジェクト建設は、地域経済や関連産業の発展も後押しした。(c)Xinhua News/AFPBB News