【4月20日 CGTN Japanese】4月20日は暦の上で二十四節気の「穀雨」であり、国連に指定された「中国語デー」でもあります。

 スイスで開催中の「2022年国連中国語デーおよび中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ、CMG)第2回海外ビデオフェスティバル」で19日、同フェスティバルのバーチャルキャラクター「倉宝(Chang Bao)」が発表されました。亀をモチーフにした「倉宝」は遠い昔の神獣で、漢字を発明したとされる中国古代の伝説上の人物「倉頡」を記念し、「倉」という字を名前に使いました。甲骨文字が書かれたリュックを背負い、頭に笠をかぶり、足には倉頡も履いたと思われる草履を履き、「神の筆」を持ち歩いて美しい生活を描いています。

 国連の広報部門は中国語、アラビア語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語の6つの公用語の平等な使用を推進するために、2010年に言語デーの創設を発表しました。うち、中国語デーについては、「倉頡」による漢字の発明に感動した天の神様が「穀物の雨」を降らせたという「穀雨」にまつわる伝説を参考にし、「倉頡」による漢字の発明を記念するために「穀雨」の日に定めたということです。今年で13回目の中国語デーとなりました。

 漢字はこれまで甲骨文字、金文、篆書、隷書、楷書などの形の変化を経験してきました。中国の5000年にわたる美意識の変化も表しているといわれています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News