【4月19日 AFP】アフガニスタンの首都カブールで19日、少数民族ハザラ人(Hazara)が主に住む地域にあるイスラム教シーア派(Shiite)の男子学校で2回の爆発があり、少なくとも6人が死亡、11人が負傷した。

 カブール警察のハリド・ザドラン(Khalid Zadran)報道官は、アブドゥル・ラヒム・シャヒド(Abdul Rahim Shahid)学校での爆発では手製の爆発物が使われたと述べた。

 ハザラ人が主に住むこの地域は、過去にも過激派組織「イスラム国(IS)」の標的になっていた。イスラム主義組織タリバン(Taliban)が昨年8月、米国が支援した政権を崩壊させて以降、爆弾を使った事件は大幅に減少したが、ISは数回の事件について犯行声明を出している。

 ハザラ人は、人口約3800万人のアフガニスタンで10〜20%を占めており、タリバンも以前、ハザラ人に対する攻撃を行っていると批判されていた。タリバン当局者は、ISを打倒したと主張しているが、専門家は同国を統治するタリバンにとってISは治安上の主要課題だと指摘している。(c)AFP