【4月19日 CGTN Japanese】上海市では今年に入ってから新型コロナウイルスの感染拡大で深刻な影響を受け、展示館やその他の公共施設を臨時病院として利用しています。その中で症状が軽い患者や無症状感染者がボランティアとして手伝いなどをし、医療従事者の仕事を軽減する上で一役買っています。

 これまでに2500万人の住民がいる上海にはこうした臨時病院が100以上設立されていて、16万以上の病床があり、深刻な感染拡大に対応しています。

 上海臨港新区の臨時病院の患者でボランティアをしている田中旭(Tian Zhongxu)さんは毎日午前6時15分に、黄色いチョッキを着たボランティアたちと一緒に、PCR検査の準備や他の患者への朝食の配布を始めます。この臨時病院のボランティアは20歳から60歳までの患者で、最初は20数人ほどしかいませんでしたが、いまでは300人以上に増えました。

 またほかの臨時病院でも患者のボランティアは物資の運搬や食品の配布をして医療従事者の負担を軽減しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News