【4月18日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は17日、敗退を強いられたヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2021-22)の準々決勝第2戦で、本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)がフランクフルト(Eintracht Frankfurt)のサポーターで埋め尽くされた件について、チームは「自分たちのホームを奪われた」ように感じたと述べた。

 14日の試合では2万人以上のフランクフルトファンがチケットを確保し、スタジアムを覆った白シャツの集団がホームのバルセロナ選手にとって不利な雰囲気をつくり出した。

 記者会見に臨んだシャビ監督は「言い訳ではないが、あの雰囲気がわれわれに影響を与えた。快適ではなかった」とコメントし、「ホテルでバスに乗ってからすぐ嫌な感じがしたし、落ち着かなかった」と続けた。

「そして、開始早々にPKを献上してしまった。ピッチの内外、あらゆる点で悪夢の夜だった。立ち上がりも締めくくりも悪かった。自分たちのホームを奪われた気分だ」

 フランクフルトサポーターに正式に割り当てられたチケットは5000枚だったが、非公式なルートで3万枚以上が購入されていた。

 バルセロナのジョアン・ラポルタ(Joan Laporta)会長は、スタジアムに入場したフランクフルトファンの数を「恥ずかしく思う」と述べた上で、今後チケットは譲渡不可になると強調した。

 バルセロナのあるサポーターグループは、抗議のために18日にホームで行われるカディス(Cadiz CF)とのリーグ戦をボイコットすると発表している。

 シャビ監督は「クラブ側のミスであったのは確か」と続けた。

「木曜日(14日)に起きたことの原因をクラブが突き止めれば、われわれに説明してくれるだろう」 (c)AFP