【4月18日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は17日放送の米CNNのインタビューで、フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領に対し、ウクライナでロシア軍が「ジェノサイド(集団殺害)」を行った証拠を自身で確かめられるよう招待したことを明らかにした。

 インタビューは15日に撮影された。ゼレンスキー氏とマクロン氏は14日に対話したという。

 マクロン氏はこれまで、ジェノサイドという言葉を使うことを避けている。ゼレンスキー氏はそれに対し、「これは戦争ではなく、ジェノサイド以外の何物でもないということを分かってほしいと伝えた。機会があれば(ウクライナに)来てもらえるようお願いした。実際に目の当たりにすれば、マクロン氏も納得すると確信している」と語った。

 その上で、マクロン氏としては、ジェノサイドという言葉を使えばロシアとの外交関係に悪影響を及ぼすと考えているため、使用を避けているとの見方を示した。

 ゼレンスキー氏はまた、米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領もいずれ来訪すると思うと発言。ただ、ホワイトハウス(White House)当局者は、大統領のウクライナ訪問の計画はないとしている。(c)AFP